「マネとモダン・パリ」展
三菱一号館美術館
http://mimt.jp/
今月オープンした、三菱一号館美術館に行ってきた。
新しいだけあって、とてもきれい。
その一方で、見事に復元されているため”荘厳さ”も感じられた。
ただ、通路がたくさんあって建物の中で迷子になりかけた。
久しぶりに印象派の絵をまとめて観た。
そのことで、いくつか新たな「発見」があった。
そのうちのひとつについて、紹介したい。
一番印象深かったのは、「競馬」というデッサンである。
人間の視界には、
「見ている」もの、「見えている」もの、「見えていない」もの
の3種類がある。
これは至極当たり前なことだが、
日常生活においてはほとんど知覚されない。
絵画においても、全体を良くも悪くも均質的に描出しようとするため、
そのことは知覚され難い。
その点でこのデッサンは、大多数の絵画と比べて一面的には
「非常に正直だ」
ということなのかもしれない。
インターネットでも見ることができないようなので、
是非一度足を運んでみてほしい。
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