4/23/2010

「マネとモダン・パリ」展












三菱一号館美術館
http://mimt.jp/


今月オープンした、三菱一号館美術館に行ってきた。
新しいだけあって、とてもきれい。
その一方で、見事に復元されているため”荘厳さ”も感じられた。

ただ、通路がたくさんあって建物の中で迷子になりかけた。


久しぶりに印象派の絵をまとめて観た。
そのことで、いくつか新たな「発見」があった。

そのうちのひとつについて、紹介したい。




一番印象深かったのは、「競馬」というデッサンである。

人間の視界には、
「見ている」もの、「見えている」もの、「見えていない」もの
の3種類がある。

これは至極当たり前なことだが、
日常生活においてはほとんど知覚されない。
絵画においても、全体を良くも悪くも均質的に描出しようとするため、
そのことは知覚され難い。

その点でこのデッサンは、大多数の絵画と比べて一面的には
「非常に正直だ」
ということなのかもしれない。

インターネットでも見ることができないようなので、
是非一度足を運んでみてほしい。

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