6/05/2010

現代思想。

5月に読んだ本(と今読んでいる本)をいくつか紹介します。

左近司祥子編著、2009、『西洋哲学の10冊』  岩波ジュニア新書
・内田樹、2002、『寝ながら学べる構造主義』 文春新書
・仲正昌樹ら、2007、『現代思想入門』 PHP研究所 (読みかけ)

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最近、「現代思想」がマイブームになりつつあります。
教育系の論文を読んでいても、結構名前や概念が出てきて、
(お恥ずかしながら)「なんだろう、これ??」
ということが増えてきたこともあり、勉強しようと思い立ったのが
始まりでした。

1冊目に挙げた本は、岩波ジュニアということもあり
内容は濃くないですが、さわりとしてはこれくらいが
いいのかなと思います。

その思想家の全体にスポットライトを当てるというよりは、
実際の書物を通してその特徴的な一部分に着目している本です。


2冊目は一世を風靡したと言ってもいい本で、
ご存知の方も多いのではないかと思います。

一番印象に残ったのは、レヴィ・ストロースを取り上げた第5章。
私は第2外国語がフランス語なので、以前文章の一部を読んだのですが、
そのすごさが改めてわかりました。

この本は、のちのち読み返しても新たな発見がありそうです。


3冊目は、目下読んでいる本。
思想家ひとりひとりがまとめられていて、かなり使えます。
・・・が、結構難しい。なかなか進みません。


なんだか幼稚な紹介となってしまいましたが、
「思想の「し」の字もわかったようなわからないような・・・」
という私には、現時点ではこれが精一杯です。
悔しいので、頑張って勉強します!

「オルセー美術館展」に行ってきました。

















オルセー美術館展2010 ポスト印象派
http://orsay.exhn.jp/index.html


レポートに追われ、更新が滞ってました・・・。
5月末に、オルセー美術館展@国立新美術館に行ってきました。

木曜の朝行ったのですが、30分前にはすでに20人以上並んでいる方々が。
こりゃ相当混みそうだなぁ・・・。と若干危機感を感じる。

行かれた方はお分かりかと思うんですが、
おなじみのモネ「睡蓮の池」などは最初のゾーンにあります。
これがいただけない。入口がすごく混んでます。

まぁそれ以外は良かったです。

印象に残った作品をいくつか紹介します。

ジョルジュ・スーラ 「ポーズする女、正面」
            「ポーズする女、横向き」
            「ポーズする女、後ろ向き」
スーラの「点描」画法がふんだんに活用されている。
点描でなければこれほどやわらかな、かつ温かみのある
曲線は描けないのではないか。


ポール・シニャック 「レ・ザントリー(河堤)」













水面が、本当に光を受けて乱反射しているように
見える。
「みずみずしい感じ」というのは点描に向いた題材なのかもしれない。


フィンセント・ファン・ゴッホ 「星降る夜」
周囲の絵との対比もあって、かなり映えていた。
独特の雰囲気を持った絵。
これを機会に、ゴッホについても少し知識を増やしたい。

フェリックス・ヴァロットン 「ボール」
まるでアニメのセル画のような作品。
これが1899年に作成された作品とは・・・。
信じられない。

アンリ・ルソー 「蛇使いの女」
各々の部分が見る側に主張してくるのに、
なぜか統一感のある絵に見えてしまう、不思議な絵。



混んでるとは思いますが、行く価値はあるかなと思います。
是非どうぞ!